★新規の建設業許可申請をすべきタイミングは?
①個人事業主さんの場合
確定申告後に申請するのがベストである。 建設業許可申請を行うとき、申請に添付する書類に、直近の確定申告情報を載せる必要があるからです。
10月頃建設業許可申請が必要と思ったとき
例えば令和2年10月頃に必要になったとき、11月中に申請となるとして、標準30日~45日かかるので、12月中に許可が下りるかどうかです。
「毎年4ヵ月以内に決算変更届を提出する義務があります。」 この場合、4月30日になります。
12月に建設業許可を申請したばかりなのに、令和4年の4月30日までには「令和3年度分の決算変更届の手続きがある。」ということです。
確定申告後にすぐ手続きが必要になるのです。
令和4年の直近決算は、令和3年12月31日になります。
4月頃建設業許可申請が必要と思ったとき
この場合は、5月頃に申請をして、6月~7月くらいに許可が下りますね。確定申告は3月15日までに終えて、4月になっているので、次回の決算変更届は翌年の4月30日ですね。
新規で建設業許可を取得する時期と決算期の時期によって、決算変更届をすぐに手続きしなければならない場合と、翌年でいい場合があるということです。
②法人の場合
決算期によって変わってきます。
例えば3月末決算の場合、5月に申請したいとき、6月~7月取得になります。
建設業許可を取得すると、毎年決算から4ヵ月以内に決算変更届があるので、5月に取得してから、翌年の7月末に決算変更届の手続きを行います。
1月に申請したい場合は、決算前の1月ですので、1番直近の決算書は、前年度の5月に取得した決算書です。1月に申請が終わり、許可が下りるのは2月~3月頃でしょう。決算変更届は、7月末で変わりないので、申請後すぐに手続きすることになるのです。
つまり、決算期後に取得したほうが、いいということです。
☆まとめ
建設業許可を取得すると、決算変更届を提出する義務があるため、タイミングを調整できるのであれば、決算と申請のタイミングを考えるのもいいかもしれません。
建設許可は取れるときに取るべきです。
なぜなら、要件をクリアしてるときを証明できるときに、申請をした方がベストですし、大きな工事の依頼はいつ来るかわかりませんよね。タイミングを考えすぎて、過去の必要な書類がないなどございますので、行政書士に是非ご相談ください。